ここ一年、角田光代さんにはまっています。
最初に読んだのは、『All Small Things』。
装丁の色味に目を引かれ、思わず買ってしまった作品です。
以降、角田光代さんの作品を読み続けているのですが、
直木賞受賞前後で作風が変わってきているような気がします。
直木賞受賞作『対岸の彼女』は、ご本人も「(直木賞を)獲るつもりで書いた」と
おっしゃるとおり、審査委員が好みそうな作風になっています。
テーマとして目新しいところは感じられず、前直木賞候補作『空中庭園』のほうが、
遥かにおもしろく感じられました。
個人的には、直木賞受賞後の作品は、上手にまとまりすぎているところが不満。
角田作品は、たとえ主人公であっても、突き放してしまう点が魅力のひとつだったと思うので、上手く救いを用意されると物足りない気がします。
けれど、受賞後、文庫化がどんどんされているのも事実で、これはとてもうれしい。
『エコノミカル・パレス』、『あしたはうんと遠くへ行こう』、『これからも歩くのだ』は、
文庫で読み直しても良かった。
ハードカバーでは、『愛がなんだ』が、装丁ともに好きです。
受賞後の作品では、『present』がおもしろく読め、何度か読み返したりもしています。
タイトルにちなみ、初版はラッピングカバーになっていて、とてもかわいい。
物語ではないけれど、対談集『酔って言いたい夜もある』は、
漫画家・ナナナンキリコ(漢字変換できない)との対談が爆笑必須です。
角田作品には、どうしようもない酒飲みが出てくることが多く、
おそらく、ご本人もどうしようもない酒飲みだと思うのですが、
そういうところにも惹かれるのです。
最初に読んだのは、『All Small Things』。
装丁の色味に目を引かれ、思わず買ってしまった作品です。
以降、角田光代さんの作品を読み続けているのですが、
直木賞受賞前後で作風が変わってきているような気がします。
直木賞受賞作『対岸の彼女』は、ご本人も「(直木賞を)獲るつもりで書いた」と
おっしゃるとおり、審査委員が好みそうな作風になっています。
テーマとして目新しいところは感じられず、前直木賞候補作『空中庭園』のほうが、
遥かにおもしろく感じられました。
個人的には、直木賞受賞後の作品は、上手にまとまりすぎているところが不満。
角田作品は、たとえ主人公であっても、突き放してしまう点が魅力のひとつだったと思うので、上手く救いを用意されると物足りない気がします。
けれど、受賞後、文庫化がどんどんされているのも事実で、これはとてもうれしい。
『エコノミカル・パレス』、『あしたはうんと遠くへ行こう』、『これからも歩くのだ』は、
文庫で読み直しても良かった。
ハードカバーでは、『愛がなんだ』が、装丁ともに好きです。
受賞後の作品では、『present』がおもしろく読め、何度か読み返したりもしています。
タイトルにちなみ、初版はラッピングカバーになっていて、とてもかわいい。
物語ではないけれど、対談集『酔って言いたい夜もある』は、
漫画家・ナナナンキリコ(漢字変換できない)との対談が爆笑必須です。
角田作品には、どうしようもない酒飲みが出てくることが多く、
おそらく、ご本人もどうしようもない酒飲みだと思うのですが、
そういうところにも惹かれるのです。
コメント
トラバありがとうございました。
角田作品、セレクトが悪かったみたいで、私はもうお腹も頭も満腹状態です。
角田作品の持つ雰囲気は好きなんですけどね。
では。これからもよろしくです。
その後もその作者の作品を読み続けるかどうか、
最初の作品の感触で、ある程度決まってしまうかもしれません。。。
けれど、角田作品は他にもいい作品がたくさんあるので、
読むのはやめないでほしいな、とファンの一人として思います。
こちらこそ、よろしくお願いします。